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高血圧、糖尿病は国民病とも言えるほど身近な存在です。
日本人の2~3人に1人が高血圧、糖尿病患者と言われており、
その数は約4700万人に上ります。


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高尿酸血症の食事療法

①エネルギーを摂り過ぎない
②栄養バランスよく食事する
③アルコールは控えめに
④プリン体が多い食品を控える
⑤野菜や海藻を充分に摂取する
⑥水分を充分にとる

エネルギーを摂り過ぎない
尿酸値が高くなる原因は、
体内で尿酸の生産が過剰になった・尿酸の排泄が低下した・食事からプリン体摂取が過剰になった
のいずれかになります。
肥満ですと尿酸の排泄が低下して、減量するとそれが改善される事は明らかになっています。
肥満の人は減量するのが、高尿酸血症の治療・予防に最も大切です。
摂取エネルギー量の目安としては、標準体重 X 30㌔㌍です。
標準体重は食事療法TOPから計算できます。
減量は1ヶ月1~2㌔で無理のないペースで、標準体重の±10%以内を目標にします。

栄養バランスよく食事する
高尿酸血症の人は、生活リズムや食事の内容にとても偏りがあるのが特徴です。
この偏りが高尿酸血症を引き起こす原因になっているので、
仕事が忙しく規則的に食事がとれなかったり 早食いの大食いだったり 野菜摂取量が少なめ という人は
特に気をつけて バランスのよい食事をとるよう心がけましょう。

バランスの良い食事 というのをわかりやすく説明すると、
1回の食事に 主食(ご飯や麺やパンなど)・主菜(メインとなる物)・副菜(野菜中心のおかず)
の3つの皿を揃えるようにすると五大栄養素と食物繊維が満遍なく摂れるでしょう。
朝昼晩に毎食3つ以上の皿を揃え、このほかに牛乳をコップ1杯は飲むようにして、
果物を1~2個摂れば、大体の栄養素は摂れ、過不足は防げます。

朝は時間や食欲が無いのを理由に朝食を軽く済ませる傾向がある人は、3つの皿が揃えにくいので
せめてバナナ1本に牛乳1杯でも良いので、まずは食べる習慣を身につける事から始めましょう。
パンとコーヒーだけの人は、卵やチーズやハムを添え、コーヒーに牛乳を混ぜるなどの
今よりワンランク上の食事タイムにしていきましょう。

昼食は家で召し上がらない場合 手作りのお弁当が好ましいですが
外食になってしまう人は、3つの皿が揃う定食物などが好ましいでしょう。
それでも主食は多めで味付けが濃くなりがちですので、残す勇気を持ちましょう。

夕食は自宅で食べると3つの皿が揃えやすいでしょうが、酒の席ではツマミを食べ過ぎないようにし、野菜を必ず食べるようにします。
また、主食は抜かずご飯1杯は食べるようにします。そうする事で満足感が得られ ツマミを多く食べずに済みます。

アルコールは控えめに
理由は3つ。ひとつめに 肝臓での尿酸の精製をすすめてしまう。
ふたつ目は 分解される影響で腎臓からの尿酸排泄機能が低下する。
最後みっつめは 食欲が増して食べ過ぎる(プリン体の摂取量が増える)。
アルコールの中でプリン体が多いのはビールですが、食品と比較すると含有量はそれほど多くありません。
中瓶1本程度であれば 他の種類の避けるイに変える必要はなく、アルコールの種類よりも 量に注意が必要です。
適正範囲量としては、1日に 日本酒なら1合・ビールなら500ml・ウイスキーならダブル1杯・ワインならグラス2杯・焼酎ならお湯割りでコップ1杯以内。
毎日飲むとアルコールにより血中尿酸値が上昇しやすいと言われており、低い尿酸値でも痛風発作が起きやすいことがわかっています。
週に2回は休肝日を設け、アルコールと上手に付き合っていきましょう。

プリン体が多い食品を控える
プリン体はほとんどの食品に含まれており 中でもたんぱく質食品に多く避けるのは難しいでしょう。
よって、摂らないのではなく 摂り過ぎないのがポイントです。
警戒しすぎてたんぱく質食品を避けるのもいけません。栄養バランスが崩れ、免疫力の低下や他の病気の原因になりかねません。
プリン体と栄養面の両方を考慮すると、主なタンパク源として1日に 卵1個・魚切り身1切れ・肉50~80g・豆腐1/3丁程度が適正量です。
1日のプリン体摂取量は300㎎以下が目標で、イワシ・アジ・鰹・海老などは要注意です。
このようなプリン体の多い食品は同じ日に重ねて食べない、毎日続けないなどの注意が必要です。

表

野菜や海藻を充分に摂取する
尿酸はアルカリ性にとけやすく酸性にとけにくい性質があります。
野菜や海藻は、尿をアルカリ性側に傾けてくれるものなのでたっぷりとりましょう。
野菜は1日350gを目安に、毎食欠かさず100g以上は摂取するようにします。
メインの付け合せや汁物に入れても量は知れていますし塩分も気になりますので
野菜中心の料理を1皿用意し、朝1皿 昼1皿 夜2皿 とるよう心がけます。
野菜や海藻の料理は満腹感が得られるのでたんぱく質のとりすぎを抑えて食事全体のエネルギーも無理なく下げられます。

水分を充分にとる
1日2㍑の尿量になるよう、尿酸の排泄をよくするのが目的です。
ただし心臓や腎臓に病気がある人は意志の指示を仰ぎましょう。
水分は、水・緑茶・番茶・麦茶・ウーロン茶などの アルコールが入ってなく、甘くなく、エネルギーがない物が適切です。
ジュースやビールは適しません。牛乳もエネルギーがあるので水代わりに飲んではいけません。
朝昼晩の食事の他にも、朝起きた時・3時のお茶の時間・夜寝る前にも飲む習慣を付けると良いです。
夏場や運動の後も 多量に汗をかくのでこまめに水分補給しましょう。

合併症を伴う時

肥満合併
高尿酸血症の人の20%は肥満です。減量するだけで尿酸値が改善する事はいくつかの研究で明らかになっています。
肥満の人はまず減量が先決です。
1ヶ月に1~2㌔の無理のないペースにしないと、急激な運動はかえって尿酸値が上昇したりしますので、無理な減量は避けるべきです。
1日の摂取エネルギー量は、標準体重 X 30㌔㌍ です。標準体重は食事療法TOPで求められます。
減量のポイントは以下の5つ。
①腹八分目にする
②油・砂糖・アルコールの摂取の仕方を意識する
③食事を抜いたりまとめ食いをしない
④夕食は夜9時までに済ませる
⑤早食いをやめる

肥満合併の人は以下の点に注意した食生活をおくりましょう。
①食べる量・脂肪の摂りすぎ・菓子類・甘味飲料に注意
②アルコールを控える
③食生活のリズムを作る

高脂血症合併
高尿酸血症の人の50%は高脂血症です。以下が食事のポイントになります。
①食べ過ぎない
②アルコールを控える
③脂肪は、量と脂肪酸のバランスに注意(脂肪の種類参照)
④野菜と海藻を充分に摂る
⑤菓子類・砂糖に注意
⑥果物の摂りすぎに注意

高血圧合併
食高尿酸血症の人の20~25%は高血圧合併です。
塩分は1日7gまでとします。

 

出典:コッタ